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蜘蛛の様に巣をはりめぐらせろ〜swelling like a spider nest〜
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BSL日誌~救急〜
 当直明けから午後までの時間つぶしに更新(笑)

本当は形成外科のこと書こうと思ってたんですけど、化粧水の中でも一番効果のある物質を書いたメモをどこかに失くしてしまったのでまた今度にします!すいません!なので代わりに救命救急を回った時のことを書きます(笑)因みにえぐい話ばっかなので。

救命救急は衝撃の連続だった。まず朝8時半のカンファに参加するために医局に行ったらいきなり電話が鳴り救急車が来るため、先生たちにとりあえず行って来いということで訳もわからず初寮室に行き着替える。救急車が来るのを待っているときに上の先生が話かけてくれたりして緊張が少しほぐれてた。ついでに、どんな人が来るのか聞いたら、首吊って心肺停止…正直マジかよって思った。首吊りなんて今までテレビの中の話だったけどいきなりそんな現実に直面した。それで救急車が病院に到着した途端に学生の俺らは救急隊の人と代わってひたすら心臓マッサージ。電気ショックしたり、心マしてる間にモニターチェックしてたりしたが全く心臓も動かず、脈も触れず。そこで先生がタイミングを見計らってあっさりと「もうやめよっか」の一言。ドラマとかなら「戻ってこい!」とか言いながら生き返るまで心マを続けていそうだけど現実は全く違った。ある程度蘇生術をして駄目だったらそれ以上はしない。ドラマとかならすごい熱い感じだけど、表現に困るけどどちらかというと「冷たい」感じだった。しょうがないとは思ったけどどこか所詮医者も人間で助けられることには限界があるんだなって理解した。

その後ご家族を呼んで面会させるところに立ち会ったが、カートを押しながら歩いてるおばあちゃんが先生たちにお礼を言いながら歩いてくる。おばあちゃん冷静だなと思った。でもおばあちゃんが遺体の前について体に手を置いた瞬間に、「ばか!これからどうすればいいのよ!」って大きな声であんな穏やかそうに見えたおばあちゃんが泣き始めた時に、自分も胸が熱くなって、涙をこらえるのに必死だった。なんで自殺なんてしたんだと思ったけど助けることができない現場では医者も無力なんだと感じた。

後で先生にその話をしたら患者やその家族とは遠すぎず近すぎない関係を築かないとだめだと言われた。実際に先生でも鬱になったり、精神がおかしくなってしまったりするらしい。それはほんとに気をつけないと自分までおかしくなってしまいそうだなと思った。

日本人の死因は上から悪性腫瘍、心疾患、脳血管障害、不慮の事故の次くらいに自殺がくるが、20〜40代では圧倒的に自殺が多い。それは授業でも言ってるし統計的には知っていたが目の前で自殺した人が来ると納得できる。救急には1週間いたがその中で自殺で助からなかった人は4人いた。ほぼ毎日1人は自殺できて、薬を多量に飲んで死のうとして助かった人もいた。家を焼いて全身100%熱傷の人は焦げた匂いがすごく、あの匂いは今でも思い出すときがある。


救急の現場は今の日本を映しているかのような場所だった。就職難な現実で若い人たちが仕事もしないで簡単に自殺を考え命を捨てる人もいれば、自分が死のうとすることで誰かにメッセージを送ってる人もいる。なかなか思ってることを言えず、自分で抱え込んでしまい命を捨てることでそれに意味を出そうとしてる。死んでしまったら全てが終わる。それから何か代償しようとしても、伝えようとしても残されたものにはわからない。医学部1年生の授業では死とは何か、尊厳死についてなど考えさせられがあの場にいたら本当に分からなくなる。生きるとはどういうことなのか、死ぬということはどういうことなのか。そんな簡単に答えが出るものではない。

唯一わかったのは俺は今を一生懸命生きようと改めて思った。








| diary | 11:00 | comments(2) | trackbacks(0)
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Comment

さみしいとき
あるよね
http://uw-tfha.t.monju.me/uw-tfha/
| みっくみく | 2011/08/28 12:10 PM |

ちょっと聞いてよ押
こないだのオッサン、マジ半端ないんだけど。ヮラ
http://yit2z03.x.ex-summer.net/yit2z03/
| カナ | 2011/08/30 5:01 PM |
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