taiga blog       

蜘蛛の様に巣をはりめぐらせろ〜swelling like a spider nest〜
<< 第三世代 | main | 久々 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -
初心 初診
久しぶりに書きます。 
1泊2日で病院見てきました。いろんなドラマで使われてる。建物がすごい特徴的で見た瞬間にわかったから聞いてみたらそうだった。建築賞もとったらしい。

1日目は外科をまわって、T先生に何がしたいって言われたんで「手術が見たい!」って。なので午前は腹腔鏡下の胆嚢摘出、午後は胃の全摘。胆摘はモニターを見ながらで上の人が下に教えながらやってる。たまに画像を見ながら説明してくれる。総胆菅は教科書的には下にいってるけど実際は手前にきてた。あとカロー三角内の胆嚢動脈はぶっとかった。胆菅くらいあった。質問されたときにカロー三角が出てきたときは自分にやるじゃん!って思ちゃった(笑)

午後は胃癌の人で胃摘の手術を見た。これは開腹だったから先生がやりながら動脈の名前とか臓器を触らせてくれたりしてすごい刺激的だった。最後には縫合のやり方を教えてくれて実際に少しやらせてもらえて貴重な経験させてもらえた。この夏で一番の思い出になったね。

でもやり終わったあとに気づいたけど、自分の手は全く震えてなかった。カエルの解剖したときは神経傷つけたら使い物にならなくなってしまうプレッシャーでめっちゃ震えてた。でも人なのに全くだった。切ったり縫ってるときは人だっていうことがすっかり頭から抜けてた。ショックだったね。大事な部分が抜けてたというか、自分が人でなくなってしまったというか。だから終わっておじいちゃんの顔を見たときは頭が真っ白になった。ほんの少しだけど人を切ってたんだって。

2日目の救急は慢性の患者の検診だけでヘリが出動する機会はなかった。夜はめっちゃ忙しかったみたいだけど。俺は救急で患者を待ってるとき「早く交通事故でも何でもこい!」って思ってた。人の不幸を願ってた。一緒にいた他校の五年生も早くこいと思ってたけど、二人で午後の実習が終わったときに「暇だったってことは平和だったんだからそれが一番だよ」って話してた。確かにそうだけどなんか複雑な心境だったことは間違いない。

俺は財前みたいな医者にはなりたくないけど技術はほしい。それが精神的な部分でも財前のようになっていたかもしれないんだな。外科系に進みたいと思ってて、人を切りまくりたいって言うのは正直素直な気持ち。だから技術がほしい。先生に教えてもらったことも練習してる。でも財前のようにはなりたくないし、「治りたいなら手術しかない」なんて言う医者にはなってはいけないと思う。

医学部に入ったときの初心は財前のような里見の心を持った医者。

初めて生きてる患者を診た時の初心はとにかくやりたい、切りたい。

どちらも初心には違いないけど初心を忘れてる。これからいろんな初心に出会うと思うけど、どれも最初に感じたことは大切だし忘れないようにこれからやってかないと、いつの間にか自分で気づいたときには理想としていた医師像と大きくかけ離れたものになってしまいそうだ。


今回の病院見学はとても面白かったし、いい経験になったから春休みまたどっか行ってみようかな。





| diary | 17:53 | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
| - | 17:53 | - | -
Comment
Send Comment









Trackback URL
http://taiga-k0777.jugem.jp/trackback/81
Trackback
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
LINKS